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工場・倉庫の屋根・外壁のサビを防ぐ!長持ちしやすいサビ対策と費用相場

工場や倉庫では、できるだけ建物の寿命を延ばすことが運営経費の削減にもつながるポイントです。
特に金属系の素材を使用している屋根・外壁材の場合は、サビ対策を行うことが重要です。
サビが進行すると、建物に大きな影響を及ぼすリスクがあります。

今回はサビの要因や対策法、費用相場などをご紹介。
建物を長持ちさせる具体的な手段をくわしく解説します。ぜひ参考にしてください。

目次

1.工場・倉庫の屋根や外壁のサビの原因は?

はじめに、工場・倉庫の屋根や外壁になぜサビが発生するのか、その原因や発生しやすい素材、場所などについてご紹介します。

(1)屋根や外壁のサビが発生する主な要因

サビが発生する主な要因は水分によるものです。
雨などの水分が直接的に触れることはもちろんですが、梅雨時や夏場の空気中の湿気も影響があります。
金属系の素材の表面が酸素や水分と反応することで、サビが出てきます。

大気の環境により酸性雨が降りやすい地域では、雨水の腐食性が強くなるためサビが発生しやすくなります。
また、沿岸地域では、海からの風に塩分が含まれており、内陸部と比較すると格段にサビやすいといえます。
塩分には空気中の水分を引きつけ、酸化反応を助ける性質があるためです。

水分は結露でも発生しますので、冬場の外気と室内との温度差が大きい場合も、結露によるサビが発生する要因となります。

(2)サビが発生しやすい屋根材・外壁材

サビが発生しやすい素材は、鉄などの金属素材です。
工場・倉庫では屋根や外壁にトタンなど鋼板が使われていることが多いでしょう。
中には、防錆(ぼうせい)加工のあるガルバリウム鋼板などもありますが、一定期間でのメンテナンスをしなければ劣化によりサビが発生しやすくなります。

窯業系サイディングやコンクリート素材、木材などは素材そのものとしてサビやすいものではありません。
しかし、施工で必要なビスや金具に金属素材を使っている場合は、ビスなどがサビる可能性があります。

(3)サビが発生しやすい場所

屋根や外壁のへり

水分がサビの要因となることが多いため、雨水がたまりやすい屋根や外壁のへりはサビが発生しやすいでしょう。
湿気にさらされる機会があると、塗装コーティングなども傷みやすくなります。

ネジ・ビスまわり

ネジ・ビスまわりなどもサビが発生しやすい箇所です。
金属素材であること、雨水がたまりやすいことなどが挙げられます。

外階段

外階段も濡れやすい場所であることや鉄素材であることなどから、サビやすい部分です。
定期的なメンテナンスが必要です。

雨樋、たて樋の金具

雨樋の金具、たて樋の金具なども金属製で、雨水にも当たることからサビの要因となりやすい箇所です。
サビが広がらないように早めの対策が大切です。

(4)環境による影響(海沿い、工業地帯など)

上述でも触れましたが、海沿いの立地や工業地帯などでは、塩分や工場からの排出物の付着などがサビを引き起こす要因となります。
そのため、一般的なメンテナンスサイクルよりも短く対処する必要があります。

よくある質問①「海沿いの工場で特に気をつけるべき対策は?」

海沿い地域の工場・倉庫で屋根や外壁に金属素材を用いる場合は、サビ対策として防錆処理が施してある素材がよいでしょう。
また、メンテナンスとして塗装する場合は、塩害対策が可能な専用塗料を選択するのがおすすめです。

志賀塗装では、オリジナル塗料の「浜風」を使用しています。
海沿い地域の常に潮風にさらされている工場でも、できるだけ長持ちするよう開発された塗料です。

2.サビ対策を怠るとどうなる?工場や倉庫に及ぼすリスク

発生したサビをそのまま放置すると、建物にどのような影響が起こるのでしょうか。くわしくご紹介します。

(1)建物の耐久性が低下する

サビが進行すると、金属部分の腐食がはじまりもろくなってきます。
放置すると穴があくなど、建物の劣化につながり耐久性が低下します。

(2)製品や機材への影響

サビが発生している箇所から雨水などが侵入した場合、建物内の製品・商品や機材などが濡れてしまうリスクがあります。
また、サビは「もらいサビ」といわれるように、ほかの箇所に移っていくことがるため注意が必要です。

(3)修繕コストの増加

一度サビが発生すると進行を食い止めるのは難しく、どんどん劣化・腐食してくのが一般的です。
そのため、早い段階でメンテナンスをしないと塗装だけでは対処できなくなり、交換・張り替えの必要が出てくる可能性があり、修繕コストが増えてしまいます。

(4)長期的な視点で見たコストパフォーマンス

サビが要因となる劣化は進行すると、修繕コストが大きくなりがちです。
そのため、サビが発生する前、またはサビの範囲が小さいうちに定期的なメンテナンスを行うことが、長期的にはコストパフォーマンスがよいといえるでしょう。

よくある質問②「サビが進行した状態でも塗装で対処できるのか?」

サビの進行度にもよりますが、表面的なサビの場合は、サビ止めなどの下地処理を行い、上塗りすることで対応可能な場合が多いでしょう。
サビ部分をしっかり取り除くことが重要です。
また、腐食が進行していて塗装だけでは難しい場合は、部分的な張り替えを行う場合もあります。

3.工場・倉庫の屋根や外壁を長持ちさせるためのサビ対策と費用相場

ここでは、サビ防止塗料の種類と修繕の流れ、費用相場について解説します。

(1)サビ防止塗料の種類と特徴

アルキド樹脂塗料

ポリエステル樹脂の一種で、油性系の塗料でありながら乾燥時間が短く、紫外線に強いという特徴があります。

エポキシ塗料

エポキシ樹脂塗料とも呼ばれ、水に強く耐久性があり、素材との密着性が高いのが特徴です。
乾燥時間も短く施工性にも優れます。
一方紫外線を受けると白く劣化する性質があるため、表面を別の塗料で塗装したり屋根面をさけるなど、塗装箇所を考慮する必要があるでしょう。

フッ素塗料

耐候性が高く、屋外に適した塗料です。
防汚性能にも優れているため、長期間で防錆効果が期待できます。
メンテナンスサイクルが少ないのも特徴といえます。

(2)防水対策とメンテナンス

水に濡れにくい環境にするため、樹木が覆いかぶさっている場合は枝切りをしましょう。
また、一年を通して結露を起きにくくするため、建物の断熱を高めたり遮断熱塗料などで対策したりするのもおすすめです。

サビは早い段階で処理するのが大切なポイントですので、サビが起きる前からの定期的なメンテナンスが最も有効といえるでしょう。

(3)サンドブラストや高圧洗浄による下地処理

サビが出ている箇所では、サビをしっかり落としてから上塗りすることが重要になります。
サビを残したままにすると、内部から腐食が進行してしまう恐れがあります。

サンドブラストと呼ばれる砂や研磨材を吹き付ける方法でサビや古い塗膜を落としたり、高圧洗浄で汚れや塗膜の残りやサビを取り除いたりなどの下地処理の精度が大切です。

(4)一般的なサビ修繕の流れと費用相場(部分塗装・全体塗装)

サビが軽度である場合は、サビ取りの洗剤とブラシを用いて水洗いでサビを落とします。
サビが進行している場合は、高圧洗浄とサンドペーパーなどでサビをしっかり落とします。
サビを取り除いてからサビ止め塗料を塗り、その後、上塗り塗装で仕上げます。

部分塗装サビ落し:200円~2,000円/㎡
塗装:300円~1,000円/㎡
全体塗装50万円~600万円
(面積により異なる)
よくある質問③「サビ止め塗装はどれくらいの期間持つのか?」

サビ止め塗料の耐久性は約10年程度です。
そのため、一度サビ止めをしたとしても耐久性を長く保つためには、定期的なメンテナンスが必要といえます。
ただし、サビの進行が激しい場合はサビ止め塗料を塗っても10年持たない可能性もあるため、自己判断することなく専門業者に判断してもらうのがよいでしょう。

4.具体的なサビ対策工事とメンテナンスのポイント

最後に、有効なサビ対策とメンテナンスのポイントについてご紹介します。

(1)下地処理の重要性

サビをいかに食い止めるかは、下地処理に手間をかけることがポイントです。
一般的には、高圧洗浄やサンドペーパーなどでサビを取り除き、その上にサビ止め塗料を施工します。
サビがどのくらい進行しているか、進度に合わせて対処することが大切です。

(2)適切な塗料の選択

サビが発生した要因は、それぞれ異なることが一般的です。
雨水に当たりやすいからなのか、海に近い環境だからなのかなど、要因にあわせて対処する必要があります。
たとえば海沿いであれば、潮風に強い塗料を使うなど適切な対応が重要です。

(3)工場や倉庫に最適な塗装方法の選択

工場や倉庫と一般住宅では、サビの対処法も変わります。
どんな塗料を使えば効果があるのか、施工法とともに考慮することがポイントです。

(4)定期的な点検と早期対策

屋根・外壁を長持ちさせるには、定期的な点検と早期対策が不可欠です。
劣化が目立ち始めたときには、すでに補修では済まない状態であることも少なくありません。

そのため、表面的には劣化がわからなくても、点検・メンテナンスを建物管理のサイクルとして行うことがおすすめです。
劣化部分が軽度であれば、補修と再塗装で済むことも多く、施工面積も少なくできる可能性があります。

(5)サビ対策に強い塗装業者を選ぶ

サビ対策に強い塗装業者を選択することも大切です。
志賀塗装では、塩害に悩まされている地域にも対応したオリジナル塗装の「浜風」を開発し、塩害に強さを発揮しています。
もちろん通常のサビにも耐久性がありますので、ぜひご検討ください。

5.まとめ

今回は、工場・倉庫の屋根や外壁にサビが発生したときの要因や、サビが発生しやすい箇所、塗料の種類や費用などについてご紹介しました。
サビ対策を怠るとどんどん広がり、建物の劣化を早めることにつながりますので、できるだけ早い対処が有効です。

また、サビが発生しているときには下地処理でサビをしっかりと落とすことも重要なポイントですので、専門業者に判断してもらいながら、長期間にわたる防錆効果が得られるようにしましょう。