社内のSDGs|志賀塗装株式会社 | 福島県いわき市を中心とした工場・倉庫・施設・店舗の屋根・外壁塗装、外装リフォーム、雨漏り工事、防水工事

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社内のSDGs

SDGsが世界中で浸透している中、企業規模にかかわらずSDGsに取り組む必要があります。
環境問題など他人事だと考えていると、実は知らず知らずのうちにビジネスチャンスがどんどん狭くなってしまうのです。

この記事を読むと、SDGsに取り組むと企業にどんなメリットがあるのか、具体的にどのような取り組みがあるのかがわかります。

目次

1. 社内のSDGsの重要性

世界中の紛争、貧困、地球環境、差別といった問題をみんなで改善していこうというのが、「持続可能な開発目標」(Sustainable Development Goals:通称SDGs)です。
もちろん日本においても国が積極的にSDGsの取り組みを奨励し、推進しています。
そこに社内のSDGsの取り組みがどう関わっているのか、確認していきましょう。

(1)効率的なエネルギー利用や温室効果ガス削減

SDGsでは17の目標が掲げられています。
どれも現代の社会問題を解決するために必要なゴールです。

特に地球環境の保全や、地球温暖化を軽減する取り組みは急務となっています。
そのために、ゴール7の「エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」、ゴール12の「つくる責任、つかう責任」があります。

国全体で効率的なエネルギーの利用や温室効果ガスの削減を進めていくためには、すべての企業が社内でのSDGsに取り組む必要があります。

(2)働く人の労働環境の改善

持続可能な社会には、ゴール8のような「働きがいも経済成長も」両立できる取り組みが必要です。
利益ばかりを追い求める企業や事業は認められません。

経済成長していくとともに、従業員が意欲的に働くことのできる労働環境を整備することが企業には求められています。

(3)ヒートアイランド対策

SDGsのゴール11は「住み続けられるまちづくりを」というものです。
近年は温暖化の影響で気温が上昇していますが、都市部ではさらにヒートアイランド現象も発生し、異常気温になっています。

ヒートアイランド現象は建物から排出される熱が要因のひとつですので、社内にSDGsの意識を浸透させ、排出する熱を軽減させることがとても大切です。

2. 社内でSDGsに取り組むメリット

SDGsの重要性を認識しても、負担ばかりが増えたのでは、率先して取り組もうという企業は出てきません。
SDGsに取り組むことで社会問題の解決に協力するだけでなく、直接的なメリットもありますのでそちらを確認していきましょう。

(1)企業ブランディング

これまでは企業の業績が投資先の価値を測る材料となっていましたが、これからはSDGsを取り入れ、「ESG」の要素も加味されるようになっています。

ESGは、環境(Environment)・社会(Social)・企業統治(Governance)の頭文字を取った言葉です。
ESGスコアは、この3項目にどれくらい積極的に取り組んでいるのかを数値化したもので、特に投資家に向けた企業評価の新たな指標となっています。

つまり社内でSDGsに取り組むことにより、企業ブランドや企業イメージが向上していきますし、ESGの評価が高いと資金調達も有利になります。

(2)採用活動でアピールできる

近年は人口減少にともない人手不足の問題も浮上しています。
労働者がどんな企業で働きたいのかという要素の中には、賃金だけでなく、企業が労働環境を改善しようと取り組んでいるのかも重視されるようになりました。

社内でSDGsに取り組むと、採用活動でも大いにアピールする材料ができるのです。

(3)光熱費の削減

社内のSDGsを進めていき、省エネ向上のための設備投資を行うことで、これまでより光熱費を削減できます。
石油、電気、天然ガスなどのエネルギー価格が高騰していますので、省エネ向上はコスト削減に大きな効果を発揮します。

(4)無駄の削減

社内にSDGsの意識を浸透させると、従業員がエアコンなどを使用する際に最適温度に設定したり(夏は28℃設定、冬は20℃設定)、利用していない室内の電気をこまめに消したりといった自発的な行動も生まれ、無駄が削減できます。
従業員のこういった小さな積み重ねが、企業全体の大きなコスト削減につながっていくのです。

3. 社内で取り組むSDGs例

社内でSDGsのどんな取り組みをしているのか、実例をご紹介していきます。
すぐに実践できるものと、しっかり準備してから取り組むべきものに分かれますので、いきなりすべてをやろうとせず、できるところから始めていきましょう。

(1)ペーパーレス化

紙の使用を極力少なくしていく「ペーパーレス化」は、紙の材料となる森林伐採を減らすことに貢献できますし、廃棄物も削減できます。
これまで紙を使って報告書を書いたり、事務処理をしていたものを電子化することが、社内で取り組むことのできるSDGsのひとつです。

(2)省エネ

省エネについてはいろいろな方法があります。

  1. 照明をLEDに切り替える。
  2. 冷房や暖房の設定温度を最適にする。
  3. 外壁や屋根に断熱処理を施し、室内の温度の上昇を軽減させる。
  4. サーキュレーターを使って室内の空気の循環をよくする。
  5. 節電効果の高い機器に交換する。
  6. PCなどの電子機器の明るさを省エネモードにする。

こういった取り組みを積み上げていくと電力の消費量削減だけでなく、従業員が働きやすい環境づくりにもつながっていきます。
外壁に遮熱塗料を施すことによって、オフィスの建物そのものにも省エネ化を実現することが可能です。

(3)環境にやさしい製品を利用

海の豊かさを守る活動として広がっているのが、プラスチック製品の利用をできるだけ減らすという取り組みです。
ストローをプラスチック製品から紙製品に変える取り組みもそのひとつですが、そのほかにもマイカップやマイ箸を持参することでプラスチック製品の消費を軽減していくことができます。

環境にやさしいリサイクル製品を積極的に利用することでも、SDGsに貢献できているのです。

(4)働きやすいオフィスレイアウトの導入

従業員の労働環境の改善については、社内に植物や花を置いて、従業員へのリラックス効果を高めることや、社内にカフェやリラックスしてコミュニケーションできる場所を設けるといった取り組みが効果的です。
働きやすいオフィスレイアウトを導入するだけでも、従業員のモチベーションはアップします。

(5)防災対策の強化

住み続けられるまちづくりにおいては、防災への備えも重要です。
避難訓練を定期的に行う、周辺のハザードマップを用意して有事の際にすぐ確認できるようにする、ライフラインが途切れても1週間は耐えられるような飲料水や食料を備蓄していく必要もあります。

(6)評価体制の見直し

SDGsにはゴール5「ジェンダー平等を実現しよう」といった項目があります。
男女差別を社内から撤廃するために、従業員の意識改革の研修を行ったり、社内の評価体制を見直したりといった取り組みがあります。

(7)有給休暇の取得促進

SDGsのゴール3は「すべての人に健康と福祉を」と定められています。
労働者の権利である有給休暇の取得については、人手不足という環境によって難しいケースがありますから、この点を改善して有給休暇の取得促進に取り組むこともSDGsの取り組みのひとつです。

4. まとめ

SDGsの取り組みは、社内でできることがたくさんあります。
ひとつでも多くの取り組みができれば、その分だけ企業評価は高まりますし、特に省エネは地球環境に配慮するだけではなく、企業にとってもコスト削減のメリットがあります。

企業イメージの向上や労働環境の向上によって、優秀な人材の獲得にもつながっていくでしょう。
他社に先がけてSDGsに積極的に取り組むことは大きなアドバンテージとなり、企業成長にも大きな影響を及ぼしますので、すぐにでもできることから始めていきましょう。